刈包

0527_3

(引き続き、ホテルの中華です)

 「刈包(クァパォ)」とは、写真のような切り目の入った饅頭(マントウ)に豚バラ肉の煮込みを挟んだもので、台湾などでは更に高菜漬けなども一緒にはさんで食べられます。見ての通り、中華式バーガーとでもいうものです。

 中国では一般的に北方は粉食〜小麦粉からつくる饅頭(マントウ)が主食で、南方では米が主食とされていますが、どういうわけか刈包は台湾などで広まった食べ方で、アメリカのハンバーガー文化の影響かもしれません。

 ところで、豚バラ肉は日本では皮はついてない状態で、脂肪と赤身が3層になっている様子から「三枚肉」ともよばれますが、中国では基本的にバラ肉に関しては皮付きが常識となっており、「五花肉」とよばれる5層に分かれているのがもっとも上等とされるほか、豚バラ肉を使ったメニューに「五花肉」と書かれている場合もあります。

 

関連記事

  1. 豚スペアリブとあずきのスープ

  2. 醋溜什錦

  3. 豆苗の炒めもの

  4. 鮎と淮山、金華ハム、唐墨のはさみ揚げ

  5. 茴香豆

  6. 開水白菜(白菜の芯のスープ)