春の山菜とワンタンをスープ仕立てにしたものです。
植物が一斉に芽吹く春は、こごみ、わらび、つくしなど山菜のシーズンでもあります。これら植物の新芽は、成長力というか生命エネルギーに富んでいると考えられ、漢方でいう「気」を補う効果が期待できるとされています。
また、アメリカでもブロッコリーの新芽に多く含まれるスルファラフォンという物質に発ガン物質を無毒化する効果があると発表されてから、スプラウト(植物の新芽)ブームになっています。こういった、人体にとって有害なものから身体を守る作用というのは漢方ではやはり「気」の作用になりますので、スプラウトの効能というのも薬膳的な発想に通じる部分があると思います。