ゴボウは中国からユーラシア大陸が原産とされ、日本では馴染みのある食材ですが、中国ではゴボウの種子を漢方生薬として用いるほかは食用としての利用は殆どないそうです。
ゴボウの特徴はなんといっても食物繊維が豊富に含まれており整腸作用に優れている点です。薬膳的にもゴボウには解毒作用があるとされていますが、現代風に言えばデトックス作用に優れた食材といえます。
また、ゴボウの種子は牛蒡子(ゴボウシ)と呼ばれますが、かぜの時ののどの痛みなどに有効とされ、インフルエンザなどのどの炎症を伴うかぜに使われる天津感冒片や銀翹散にも配合されています。