クルミの渋皮を取ってミキサーで粉々にしたものに黒砂糖や牛乳を加えてのばしたものですが、中華では冬の定番の甜品です(もちろん、温かいデザートです)。
クルミは、漢方生薬としても用いられ補腎作用の他、クルミの形が脳に似ていることから健脳効果もあるとされています。ばかばかしいと思われるかも知れませんが、クルミに限らず五臓六腑の腎を補うことは結果的に脳を補うことになるというのは他の生薬でも同じ事で、漢方でいう腎の衰え〜頻尿や足腰の痛みと脳の老化〜物忘れなどは関連性があります。
このほか、クルミは冷え性の女性の不妊症や、腎結石などに応用されるほか、渋皮の部分は咳止めの作用もあります。
写真の真ん中に黒く写っているのはナツメですが、ナツメも乾燥させたものは漢方では大棗(たいそう)と言って、胃腸の機能を良くする作用のほか、精神を安定させる効果もあり、多くの処方のベースに使われています。