◎冷たいもの
胃腸を冷やすことは即ち、「陽」の性質を持つ「気」のエネルギーの低下につながります。特に水分の過剰摂取は、尿や汗として排泄されるまでの間、体温(36〜37℃)まで「加熱」した上で、更に「保温」しなければいけないことから、胃腸を始め体の熱エネルギー(消化吸収力と病気に対する抵抗力)を相当消耗してしまいます。(水という物質は極めて比熱が高く、1℃温度を上昇させるのに多くのエネルギーを必要とします)
■参照
「漢方的正しい食養生(その2)」・・・生冷過食の弊害(1)
「漢方的正しい食養生(その3)」・・・水飲み健康法の弊害
「漢方的正しい食養生(その4)」・・・生冷過食の弊害(2)
◎あぶらっこい食事
あぶらっこい料理や肉類を消化するためには、胃腸は大きなエネルギーを消耗しますので胃腸にとってはかなりの負担になります。よく病気の時には消化の良いものを食べるということが言われますが、これは胃腸の消化にかかわるエネルギーの消耗を防いで、胃腸から発する「気」のエネルギー(言葉を換えれば自己治癒力)を温存させるのに必要であると言うことです。
◎激辛食品、(過度の)飲酒
言うまでもなく、直接、胃の粘膜を傷つけます。また、辛い物やお酒というのはそれ自体が「熱」の性質を持っていますので、体内に余分な熱がこもりやすくなりますので、のぼせ症の方や蓄膿症、あるいは花粉症で目がかゆいときなどは症状を悪化させる原因ともなります。
◎牛乳・乳製品
日本人を始め東洋人は本質的に、成長と共に乳糖分解酵素が減少し、代わって、でんぷん分解酵素の活性が強くなるようにできています。したがって、乳糖不耐症と呼ばれる牛乳を飲めばすぐに下痢をするほどでなくても、多くの日本人にとって牛乳は消化しがたい飲食物であって、そういったものを飲んでいると胃腸に負担がかかります。また、特に市販されている牛乳は生乳に含まれる有用な酵素や免疫調節物質などが殺菌されている上に、脂肪分も均一化される過程で酸化が進んでいることから、体にとっては良くありません。
■参照
「漢方的正しい食養生(その5)」
「牛乳の弊害(その1)」
「牛乳の弊害(その2)」

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